【海外旅行上級者向け】バケーションにぴったりの旅行先4選

世界には数えきれないほどの旅先があり、旅の仕方もさまざまです。そこで、2022年に人気が急騰しそうな場所を厳選して、順不同でご紹介します。また、実際に試して皆さんにおすすめしたいと思った場所については、宿泊施設についてのヒントもお伝えしますので、ぜひお見逃しなく!

オスロ / ノルウェー

オスロは、バイキングの歴史と崇高なノーベル平和センターの存在により、かつては略奪と寛大さの両方で有名な都市でしたが、この20年間でより環境に優しい未来を目指す都市としての地位を築いてきました。

ノルウェーの南岸、オスロ・フィヨルドの先端に位置するこの都市は、河川や地域を真に持続可能なエコヘブンにするべく、これまで力を入れてきました。少しずつ進歩するのでは満足せず、2050年までに街全体がカーボンニュートラルになることを目標としており、最近では、「世界の電気自動車の首都 」と呼ばれています。

ニューオーリンズ / ルイジアナ州・米国

ニューオーリンズでは、2005年に街を襲った災害からの復活を遂げながら、アフリカ系アメリカ人経営企業の再興がどんどん進んでいます。また、長年にわたって、無数の公民権活動家や革命家に食事を提供してきた「ドゥーキー・チェイス(Dooky Chase)」のような、食のホットスポットが多くの聴衆を集めることにも期待が寄せられています。

その一方で、ニューオーリンズにある多くのレストランは、辺鄙な場所にあるバイユー・タウンのための募金活動に参加しているようです。

また、元教師のジュディ・ゲッデス・バジョイ(Judy Geddes Bajoie)などが率いる「ブラック・ヒストリー・ウォーキングツアー」では、先進的なアプローチと過去への敬意のバランスをとろうと尽力する都市の様子を知ることができます。そして、「Le Musée de f.p.c.」などといったブティックギャラリーでは、ハウスミュージアム(博物館として利用されている邸宅)として自由有色人種がたどってきた歴史を紹介しており、激動の歴史を新鮮な視点から見ることができ、おすすめです。

キングストン / ジャマイカ

ジャマイカの中心地であるキングストンは、その荒々しい印象から長い間、観光客に見向きもされませんでしたが、現在、うらぶれた街であるというイメージを払しょくしつつあるんです!この街には、各国の料理を楽しめる飲食店や、世界に通用するギャラリーがひしめき、ブラジルのリオ・デ・ジャネイロに匹敵するカーニバルが開催されています。この結果、活気に満ちた文化の中心地として新たなアイデンティティを確立しているようです。

さらに、2022年はジャマイカにとって独立60周年の記念すべき年となります。8月に開催されるジャマイカ・カーニバル(バッカナール)では、頭に羽飾りを付けたダンサーや、山車、鳴り響くスティールパン・ドラムがストリートを彩るほか、島全体が1年を通してお祝いムードに包まれますので、ぜひ参加してみてはいかがでしょうか。

メノルカ島 / スペイン

世界のアートシーンをリードするスイスのギャラリー「ハウザー&ワース」が2021年夏、スペインのメノルカ島のそばの歴史ある島、レイ島にアートセンターをついにオープン。地中海のはずれにある小さな島を世界有数のアート空間として生まれ変わらせました。

かつての海軍病院の建物を改装したこのアートセンターには、6世紀に建てられたバシリカ形式の古代遺跡の間を縫うようにして、屋外の彫刻作品を鑑賞できる小道が設けられています。ギャラリー関係者らは、これまで何世紀も前の文化財を修復した経験を持つにもかかわらず、厳しい地形や電力不足、数々の建築規制に直面したそうです。